voltoの新車納車整備のご紹介です。
こんにちは。voltoメカニックの中村です。今回はMVアグスタ ドラッグスターRCを題材にご紹介させていただきます。
まず運搬時の傷や破損個所の有無を確認し、問題がなければ外装を外していきます。
意外と外していくとほこりがたまっていたりするので、清掃しつつ、観察をしながらバラしていきます。
今回のドラッグスターでは、リアマスターの位置が変更になりました。
SCS搭載なのでパーキングブレーキがあります。
SCSとはMVアグスタの一部車種に搭載の機能で、スマートクラッチシステムと呼ばれ、クラッチを握らずに発進、停止が可能です。
オートマチック車のようなスムーズな発進ができ、エンストすることがありません。
各部のカーボンパーツがいやらしくない範囲で美しいです。
そういえば最近取扱説明書を読んでいたらこんな機能を見つけました。
みょーんと伸びます。ご存じでしたか?
ETC取付
今回はETC取付のご依頼もありましたので、納車整備と並行して進めていきます。
voltoでは画像のようなパーツを使用して取り付けをしています。
ETCといえばシート下に取り付けが定番ですが、ドラッグスターはこの通り。
どこに入んねん、、、
わんぱく小僧の夢よりぎっちり詰まっているシート下ではETCは入れられないので、voltoではこのようにステムの下に取り付けています。
引きで見てもこんな感じです。
インジケーターはメーター横に、アンテナはおでこのカバーに入っています。
この位置ならデザインを崩すことなく、機能を発揮できます。
グリスアップ等
メーカー出荷時にグリスが塗られていない箇所があるので、グリスアップして組みなおします。
voltoではオメガグリスの57番を使用しています。
こちらのグリス、ゴム製品への影響が少なく、場所を選ばずに使用することができます。
先輩メカニック曰く、人間の身体に塗ってもいいらしいです。最近腰が痛いのでグリスアップしたいです。
ブレーキパッド
ブレーキパッドは面取りをし、キャリパーボルトにはスレッドコンパウンドを塗布し組付けます。
各部を再度規定トルクで締めなおします。
その他のボルトも緩みなどないか確認いたします。
エア抜き
油脂類の量を確認し、クーラントのエア抜きをします。
このまま飛んでいきそうな雰囲気。
もともと航空機メーカーのアグスタのデザインも相まってこのまま飾っておきたいです。
MVアグスタのメンテナンスでしか見ない光景。バイクに踏まれているような気分を味わえます。
この作業はシリンダー上面を地面と平行にするために行っています。
こうしなければ完全にエアを抜ききることができません。
一度自分のF4でフロント上げずに実験してみましたが
見事に規定量の2/3ほどしか入らず、後日やり直し作業になりました。
テスターでMAP更新やエラー等の確認
最後にエラーとアップマップの有無を確認をします。
voltoでは専用テスターを使用し、バイクの状態を確認しています。
外装を組付け、試乗と最終確認を行い、ご納車となります。
新車をご検討中の方は参考にしてみてください。
その他当店ブログ
他にもMVアグスタについての記事がございますので、そちらの方も是非ご覧ください。
【インプレ】MVアグスタのSCSとは?スマートクラッチシステムの魅力|MV AGUSTA
MVアグスタ ドラッグスターRRSCS クリアクラッチカバー取付
MVアグスタ クーラントのエア抜き!スーパーベローチェ新車納車整備|volto
MV AGUSTAの魅力が少しでも皆様に伝わりますように。
VOLTOの予約について
*店主からのお願い ご来店の際は、事前にお電話またはメール、下記お問い合わせフォームにてご予約をお願いしております。
当店少人数で営業している為、急なご来店には対応できない事が多く完全ご予約制とさせて頂く事としました。
ご面倒とは思いますがご協力お願い致します。
tel 0463-73-5417
店主直通 090-2323-5606
LINEでも承っております
LINEでも来店予約、お問い合わせ承っております。
車両の詳細や、「現車確認したい」などお気軽にお問い合わせください!
この記事へのコメントはありません。