イタリア視察①　イタリア入り～MVアグスタ工場編

続きです

MVアグスタ本社工場

今日はMVアグスタの本社工場を見学させて頂きます。

全世界の正規ディーラーが集まって今後MVアグスタはどのような方向に進むのか、

ディーラー会議が行われ、夜はパーティの予定です。

工場外観

工場というよりのどかな観光地のようです。

工場の目の前にはヴァレーゼ湖があり、

歩いて10秒

湖畔には休憩用のベンチテーブルが置いてあり、

ご丁寧に灰皿も。。。

きっと座ったら仕事に戻ることができません。。。

もとはアエルマッキの工場だったので当時の飛行機が鎮座しています。

戦後の飛行機のMB-326というモデルのようです。

MVアグスタの工場はかまぼこ型の形をしています。

飛行艇製造の為の形のようで

製造後、ヴァレーゼ湖に浮かばせていたのでしょう。

また工場は遺産指定されているので取り壊すことはできないので、

バイク工場となった今も内部は変えつつも、外観は戦前のままの形を残しています。

ウェルカムパーティ

全世界から関係者が集まっており、集まった全員の前向きな強いエネルギーを感じます。

エスプレッソやチョコレートなどを頂きながらディーラー会議開催まで待機します。

ディーラーカンファレンス

ディーラー会議は撮影録音NGとの事でした。

全世界から260社のディーラー関係者が集まっての決起集会でした。

MVアグスタ現CEOのティム・サルダロフ氏の挨拶から幕を開けました。

MVアグスタの魅力や現段階でのMVアグスタの問題点

KTMグループに入り何が変わるのか

がメインテーマでした。

僕が一番印象に残っているのは

新生MVアグスタは顧客体験を1番大切にしていくという部分です。

顧客体験

内容説明していただいたマーケティングスタッフが、例としてamazonの話を出されていました。

子供さんが産まれamazonで車のチャイルドシートを購入したそうです。

届くと中身は破損していることに気づきカスタマーセンターに連絡したところ、

返品を待たずにすぐに新しいものを送ってくれた。

急ぎで必要なものだったのでとても助かり、かつamazonの対応に感動してファンになり、

これからも買い物はamazonでしようと決めたと。

一例として上記のお話をされましたが、

バイクでも同じことが起こりうる、そしてそれの多くはディーラにて起こる。

もし問題が起こった時、

お客様は何を求めているのか、この話を参考にしてケースバイケースで対応してください。

それを最大限のサポートをする準備がKTMにはあるとおっしゃっていました。

その根底の考え方が、部品供給のスピードやワランティ処理のスピードにつながっていると思いました。

(実際KTMグループに入ってから驚くほどのスピードで部品が届きます)

その後、新型エンジンの発表や新モデルの発表もあり大盛り上がりで幕を閉じました。

工場見学

工場内はどこでも写真撮っても良いよ！との事でした。

新しいレーンも増設して1日160台生産能力が上がる計画だそうです。

工場内には完成したSV98やRUSHなども発送待ちで並ばれていました。

日本向けの車両も

整理整頓され清潔感があり、でもどこか懐かしさを感じる雰囲気のいい工場でした。

決起パーティー

工場見学が終わり外に出ると、

なんと工場がライトアップされ焚火の準備がされていました。

演出がカッコいい、、、

まさにこれも顧客体験。

こういったところからも数値に表されないところ大事にするイタリアの魅力を感じます。

室内もムーディでしょう。

いちいち格好いい。。。

料理の写真撮るのﾜｽﾚﾃﾀ､､､

スペシャルゲストでアゴスチーニさんが来られていたり、

イタリアで有名？なバンドの生演奏が行われたり大盛り上がり！

みんなよく飲んで騒ぐこと。。。

深夜まで盛り上がります。

日本勢は朝も早かったこともあり良い時間で先にホテルに戻りました。

イタリアの夜は長い

EICMA

次の日はミラノショーを視察する予定です。

視察レポートはまた後日。

Ciao！

MV AGUSTAの魅力が少しでも皆様に伝わりますように。

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